谷津田

ただ今、方々の谷津田を探索中。
これは阿見より南部の谷津田です。(3月12日撮影)
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さて、パノラマ写真の右手の方へ谷津田が伸びているのでレッツゴー!!!
細い谷津田でいかにも耕作放棄されそう…な感じだったんですが、意外や意外、奥まで耕作されているようです。
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それでも、谷津の最深部、谷津頭へ近づくと耕作放棄されていました。
しかし、小さな谷津田の割には、放棄されてないな~なんて思いつつ、さらに奥へ分け入ります。
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谷津頭に到着したところで、揚水ポンプを発見。
深井戸を掘って、地下水を用水利用のためにポンプアップしてるのかな?
この谷津田には基盤整備が入っているため、今でも耕作が続いている(続けられる)ようです。
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これまで県央や県南、千葉などで色々な谷津田を見てきましたが、それぞれの地域で非常に個性があります。

谷の深い谷津、浅い谷津。
細い(小さな)谷津、太い(大きな)谷津。
水の豊富な谷津、少ない谷津。
などなど(挙げればキリがないですね)。
生物層にもかなり違いがあります。

しかし、どの地域にも普遍的に存在するのが、「耕作放棄された谷津田」と「耕作されている谷津田」の二種類。
そして、「(谷津頭に近い部分まで)耕作されている谷津田=基盤整備が入っている」という図式が、僕がこれまでの谷津田探検から得た認識です。
(一方で、「耕作放棄された谷津田=基盤整備なし」ということは言い切れない感触もあるんですが、そういう傾向が強いと思います)

ところがどっこい、この基盤整備が入った谷津田というのがちょっと厄介者。
今回探検した谷津田では、(排)水路が一部、三面コンクリになってました。
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三面コンクリの水路は想像に難くないように、流速が非常に早く、水深も浅い場合が多いです。
土砂が溜まることがないので、水路管理が楽になるという一面もありますが…住んでいる生き物(水棲生物)には堪ったものではないかと。三面コンクリの部分で生きることが出来ないのはもちろん、そこを境にして生物は水路を行き来することが出来ません(少なくとも上流部へ上ることは)。
ここでは三面コンクリ水路を例にしましたが、基盤整備が入る=生き物が住みにくくなるという例は、他にもたくさんあるかと思います。

(そういえば以前、この水路の上流部で(そこは二面コンクリ=底面は地がむき出し)定置網をかけた事があるんですが、ドジョウとオニヤンマのヤゴしか入りませんでした。そういうことだったのか…)

ということで、今も耕作が続いている谷津田というのは、生き物という観点から見ると、何だかあまり住み心地の良さそうな場所じゃないなぁ~と感じています。


そこで耕作放棄谷津田の登場。

「耕作放棄」というと、何かと悪のイメージが付きまといますが、実際のところ、そうでもないんでないか?というのも、僕が体験から得た認識です。
耕作が続いている、基盤整備の入った谷津田よりも、耕作放棄された谷津田の方が未来に希望を秘めているのではないか。今後の動きによっては、耕作放棄谷津田は非常に魅力的な谷津田へと変貌するのではないかと感じています。

ということで、耕作放棄谷津田がたくさんある阿見は、見方によってはと~っても良い場所なんでないかと感じているわけです。

何だか尻すぼみな話になってしまいましたが、眠くなってきたので今日はこの辺で失礼をば。
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by taro_1375 | 2008-03-15 22:42 | 自然
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