陸棲ホタル、マドボタル

 「阿見のさんぽみち」ではたびたび谷津田やそこに棲む生き物を写真で紹介していますが、実は多くが同じ谷津田にて撮ったもの。
 この谷津ではたくさんの生き物と出会い、色々なことを教えてもらいました(もちろんこれからも教えていただきますv)

 が、この谷津田で出会えていない生き物ももちろんいます。
 その一つがホタル(ヘイケボタル)。

 ここのところ、暇な夜には谷津田をチャリで駆け回っているんですが、ホタルのいることいること… はっきり言って、ある程度(最低限)の環境が残っている谷津、直感で「ここにはいそうだなぁ!」と思った場所には大抵います。

 が、先にも言ったように自分がホーム(?)にしている谷津では何度行っても見つかりません… 環境的には申し分ないので、何でいないんじゃ~てな感じ。
 かつてはたくさん飛んでいた、という地元の方の話も聞くので、もう絶滅してしまったか、もしくは棲んでいたとしてもかなり少数になっていると思われます。ちょっと悲しい…と感じていました。


 さて、前置きが長くなりました。
何でこんなに前置きが長くなっているのかというと、
「今日、ついにホーム谷津田でホタルを見つけてしまった!」 からです。

というわけで、今さっき発見したばかりゆえハイテンションです。以下(以上も)、そのままのノリでお伝えします。







 友人および後輩と晩飯を食べた後、「ん?今日はホタルが出そうな夜だな。」ということで部屋を飛び出した自分(期末テスト一週間前の逃避行動とも言います)
 行き先は行き慣れた谷津、ホームです。今日こそホタルと会えたらいいなぁ~

 しかし…谷津田を一回りしたもののホタルには会えず。「やっぱりいないか~」と思ったその時、杉林の中にホタルらしき光が!!!
 カール・ルイス並の速さで光へ向かいます(余計な話ですが、畦を走らせたら誰にも負けないぞv)。

 近づいてみた所、確かに光ってます!!!しかしここは森の中…ヘイケボタルが迷い込んだのか、もしくは陸棲ホタルなのか!?とちょっと興奮気味で懐中電灯を取り出し姿を確認。

「え…?いないぞ…」
 何故かそこにはホタルらしき姿は見当たりません。落ちている葉っぱをひっくり返して捜したもののそれでも見つからず。飛んでいってしまったのかも…と少々落ち込んでいましたが、まぁホタルがいるということは確認できたので上々。

 次はまだ歩いていない谷津の源流部へ。用水路に沿った道を歩いていきます。が、ホタルも確認できず、またあまり奥へ進むと藪になってくるので途中で断念。
 九時前だったので、今日はこの辺りにしとくか… と体の向きを変えて今まで見ていなかった林の中を見た瞬間、驚愕。
「光ってますよ…しかもたくさん!!!」


 というわけで、ホタル発見。林の中、漆黒の闇にホタルの光が十個ほど浮かんでいます。
 「明らかに林の中だな…何ホタルだろ?」 足元で光る個体を照らしてみました。
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 何と幼虫。幼虫が光っていました。それも陸棲ホタルです。
 先ほど光を見つけたときも、幼虫だったために見つけることが出来なかったんですね。
 面白いのは、木の上にも登っている個体もいたこと。足元の草にいるものもいれば、明らかに木の上、地上1メートルほどの場所で光っている幼虫もいました。
 今日のところは一通り写真を撮って帰還。満足!満足!

PENTAX *istD / Super-Takumar 55mm f1.8
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 まだ一度しか観察していないので何ともいえませんが、特徴としては

・光はヘイケボタル(成虫)と比べると弱い。体感だと半分くらい?ただ光そのものが弱いというより、光る面積が小さいのかな?という印象(幼虫なので当たり前かも…)。ちなみに光の色はヘイケと比べると少し青みがかっているように感じます。
・木に登っている幼虫もいた。
・光は明滅する、もしくはぼや~と光っている。明滅はヘイケ(成虫)よりもスピードが(かなり)速い。
 
 気付いたことは以上。この辺はまた後日観察してみたいと思います。
 しかし写真を撮るのに苦労しました。光が弱い上に明滅のスピードが速く、また光らない時間もままあるので、ピント合わせに一苦労。明るいファインダーのカメラで良かった☆。


 家に帰って調べてみたんですが、どうやら彼ら(彼女ら)はクロマドボタルの幼虫のようです(まだ軽くしか調べていないので何とも言えませんが)。
 楽しみが一つ増殖。これから観察していこうと思います。
 最後にこの長文駄文に付き合っていただいた方、ありがとうございました。
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by taro_1375 | 2007-07-20 23:59 | 自然
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